平成27年度 天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会

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天皇杯・皇后杯 決勝戦は女子・NECレッドロケッツ×久光製薬スプリングス、男子・JTサンダーズ×豊田合成トレフェルサ

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 バレーボールの日本一決定戦、「平成27年度 天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会」の準決勝が12月26日(土)、大田区総合体育館(東京都大田区)にて行われ、女子はNECレッドロケッツと久光製薬スプリングス、男子はJTサンダーズと豊田合成トレフェルサが決勝戦の切符を勝ち取りました!

 

 女子第1試合は地元・東京のNECレッドロケッツと、昨年度に続き決勝戦進出を目指す日立リヴァーレが対戦。第1セットを31-29と接戦の末にNECレッドロケッツが奪うと、白垣里紗選手、島村春世選手を中心に得点を重ねます。第3セットには島村選手、古賀紗理那選手らにサービスエースが飛び出すなど、一気に流れに乗ったNECレッドロケッツがストレート(31-29、25-16、25-14)で日立リヴァーレを下し、本大会が現行方式になって以来初となる決勝戦進出を果たしました。勝利したNECレッドロケッツの山田晃豊監督は「第1セットが(この試合の)山だった。サーブで崩された中、サイドアタッカー陣がよく耐えてくれた。今シーズンは怪我人が多い中みんなで補い合って戦ってきた。ここまで苦しんできた分、明日の決勝戦は思い切りやりたい」と意気込みました。

 

 12月13日(日)時点で2015/16 V・プレミアリーグ首位の久光製薬スプリングスと2位の東レアローズが激突した女子第2試合。試合は立ち上がりから、大会4連覇が懸かる久光製薬スプリングスが試合を支配すると2セットを先取します。第3セットに入ると、後がない東レアローズは木村沙織選手を中心とする攻撃で一時はリードを奪いますが、長岡望悠選手、石井優希選手らの攻撃で久光製薬スプリングスが再び流れを引き戻し、ストレート(25-15、25-18、25-19)で勝利しました。試合後中田久美監督は「不安な部分もあったが、石井(選手)や長岡(選手)が機能していた」とコメント。4連覇を懸けて戦う相手は、2014/15 V・プレミアリーグのファイナル(優勝決定戦)で敗れたNECレッドロケッツとなりましたが、「相手はV・プレミアリーグ3連覇を阻んだ相手だがいつもどおり戦うだけ」と話しました。

 

 大会連覇を目指すJTサンダーズは男子第1試合で堺ブレイザーズと対戦。石島雄介選手、ペピチ・ミラン選手らによる攻撃、ブロックが機能した堺ブレイザーズが2セットを先取しますが、JTサンダーズがレアンドロ・ヴィソット選手を中心とする攻撃で2セットを奪い返します。最終第5セットは両チームとも一歩も引かずデュースとなりますが、最後は八子大輔選手のサーブで勝負あり。JTサンダーズがフルセット(17-25、20-25、25-23、25-22、17-15)で堺ブレイザーズを下しました。決勝点を挙げたJTサンダーズの八子大輔選手は「途中から入ってきた選手がチームの雰囲気を変えてくれたので、自分も勝つことだけを考えてがむしゃらにやった。去年も堺ブレイザーズに準決勝で勝って勢いがついた。今年もこの勢いのままに明日の試合に臨みたい」と力強く語りました。

 

 男子第2試合は2015/16 V・プレミアリーグで首位を独走する豊田合成トレフェルサ(12月13日時点)は、2年ぶりの大会制覇を目指す東レアローズと対戦しました。豊田合成トレフェルサが力強いサーブとイゴール・オムルチェン選手を中心とした攻撃で東レアローズに襲い掛かると、第1、3セットを奪取。東レアローズもジョルジェフ・ニコラ選手らの得点で第2セットを奪い返しますが、勢いのある攻撃で終始試合を支配した豊田合成トレフェルサがセットカウント3-1(25-16、19-25、25-23、25-20)で勝利しました。勝利したキャプテンの内山正平選手は「前の試合がフルセットだったときの試合の入り方は難しく、今日も出たしでつまずいてしまったが、イゴール(・オムルチェン)選手のサーブで調子を取り戻すことができた。難しい試合だったので勝つことができてよかった。決勝戦は『今までやってきたことをやれば勝てる』とチーム全員が確信しているので、(今シーズン)今までやってきたバレーを明日の決勝戦でもやりたい」と表情を引き締めました。

 

◆決勝戦競技日程

12:30 女子決勝戦

NECレッドロケッツ×久光製薬スプリングス

15:00 男子決勝戦

JTサンダーズ×豊田合成トレフェルサ

 

 なお、男女決勝戦の試合の様子はNHK BS-1にて18:00~21:49まで放送されるほか、「ニコニコ生放送」にてディレイ放送が行われます。放送の詳細はニコニコ生放送のウェブサイトにてご確認ください。

 

 4月から都道府県ラウンドが行われてきた天皇杯・皇后杯も、明日の決勝戦で大会のフィナーレを迎えます。注目です。優勝を目指して戦う男女4チームに、最後まで熱いご声援をよろしくお願いいたします!!

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